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雨漏りでお悩みの方は
FRPとは繊維強化プラスチック(Fiberglass Reinforced Plastics)の略称で、ガラス繊維などの強化材(補強材)で補強したプラスチックという意味です。FRPは数々の優れた特性を持っており、例えば強度・耐水性・成型性が優れていることから、船舶、水槽、浴槽、波板、自動車、屋根材等として広く使用されています。
ではFRP防水は、上記のような優れたFRPの特性を防水分野に応用したもので、防水層は軽量かつ強靭、耐熱性・耐食性・耐候性などに優れているという特長があります。FRP防水は、液状の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を加えて混合し、この混合物をガラス繊維などの補強材と組み合わせて一体にした塗膜防水です。出来上がった防水層は、継ぎ目のないシームレスな層となり、美観的にもきれいな仕上がりとなります。
FRP 防水材工業会の公式ホームページ(http://www.fbk-bousui.jp)より抜粋 FRP防水についてもっと詳しくお知りになりたい方は、「FRP塗膜防水工法とJASS8基準の概要」(http://www.fbk-bousui.jp/pass/documents/jwma.pdf)をご覧下さい。
強度に優れているFRP防水は、まず割れたりする確率が極めて低いので、施工後10年ほど経過してもヒビ割れなどの劣化が少なく、見た感じは大丈夫そうだと思われる場合が多くあります。しかし、目視での劣化の判断が難しい分、「補修をした方がいいのか?それとも大丈夫なのか」というのは本当に良くありません。 見た目で判断してしまい、しらない間に劣化が進行してしまっては施工にかかる費用が大幅にかかってしまいます。適した年数で定期的に施工をすれば、FRP防水の特長を活かしトップコート(表面層)の塗装のみで済ませることができ、コスト面でもかなり抑えられるのでお客様にも大変喜ばれます。
ウレタン塗膜防水の耐久性は、防水層の厚さや、メンテナンスの良否、屋上の使用状況などによって異なります。
標準的な例として、国土交通省X-1仕様※のケースを考えます。5年程度毎に1度保護を目的とした最上層の保護仕上塗料を再塗布していますと15年程度の耐久性(防水性能の保持)が可能です。 X-1仕様は脱気絶縁機能が前提ですので防水層にはふくれ、破断がない状態である筈です。したがって10〜15年目の改修時には既存防水層の撤去や下地処理が要らず、ウレタン防水材の再塗布(2~3kg/㎡の増し塗り)のみで済みます。
これは改修工事としては大変簡単な工事であり、工期は大幅に短縮出来ます。また、コストの点でも全面改修に比べ1/2ないし1/3のコストで済みます。他方、改修時に撤去廃材が出ないということは産業廃棄物処理および環境保全、資源有効利用の観点からも大いに評価されます。
以上の点からウレタン塗膜防水は10〜15年目の改修時においても非常にメリットの大きい工法であると言えます。 ※躯体のコンクリート内に含まれている水分を抜く方法で脱気(通気)工法
では、なぜなぜウレタン塗膜防水は改修用途向きなのでしょうか?それはウレタン塗膜防水は新築でも改修でも優れた性能を発揮します。ウレタン塗膜防水の特徴の一つが、施工場所が複雑でも簡単、かつ確実に施工できることです。しかも露出工法で軽量なため、屋上に機器、架台などがあって複雑な下地の場合が多かったり、旧防水層が押え工法であってもその上から施工出来る防水工法として、ウレタン塗膜防水が選択されるケースが非常に多いのです。そのため“改修にはウレタン塗膜防水”という評価が多くなっています。
日本ウレタン建材工業会(http://www.nuk-pu.jp/QandA/zairyo-QA.html#Anchor165357)の公式ホームページから抜粋
上記の文章を日本ウレタン建材工業会のホームページから資料抜粋、掲載させていただきましたが、外壁塗装と違い1㎡に対して2キロ〜3キロの材料を流しこまなければいけないとメーカーは規定しています。外壁の1㎡に対して0.15〜0.13キロと比較すると実に20倍もの数字です。 いくつか考えられる原因の中の一つは、業者だけが悪いのではなく、価格だけを重視して決めてしまうお客様にも原因があるのではないでしょうか。外壁塗装とは違い、屋根や防水は雨水から建物を守るとても重要な箇所ですので値段が高くなってしまします。
優れた耐久性、耐侯性の良い塩ビ樹脂をベースにして耐久性を付与した防水シートです。屋外での日光による紫外線、熱、オゾンに対し“優れた耐久性”を持っています。
また保護塗料なしでも“カラフルな色彩が”生かせます(保護塗料を施すことにより、さらに長期の耐久性が得られます)。
強い強度の塩ビシートは引張強度・引裂き強度のみならず耐磨耗性にも優れています。このため“屋上での歩行”が可能です。また屋上緑化の植栽に対し“耐根性に優れる”という特長を持っています。またカラスなどの“鳥害”を受けにくく、鳥のついばみによる穴開け事故が発生しにくい防水シートです。
自己消火性の塩ビシートは燃えにくい性質を持っています。シートに火炎を接すると燃えますが、火炎を取り去ると燃え続けることなく自然に消火します。これを“自己消火性”と言います
ダイヤフォルテ防水工業会(http://www.diaforte.jp/index.html)の公式ホームページから抜粋
複雑で施工不可能な形状をしていたりする場合は、別の提案させて頂くこともありますが、ほとんどのお客様に塩ビシート防水での施工をお勧めさせて頂いています。理由としては「耐久力」です。FRP防水やウレタン防水などは液体ではないので、施工には手間と時間がかかりますが耐久力やコスト面ではお客様に最大のメリットがあると考えています。