塗装工事料金表

当社では、現状を確認した後、図面や実測によって各箇所の面積を算出し、一般的戸建て住宅(延べ床面積25坪〜50坪程度で2階もしくは3階建て)の場合には、下記の単価基準表に基づいてお見積もりいたします。 ただし、極端に下地が損傷している場合や、建物の形状が複雑なデザインなどになっている場合は、追加のお見積算出がありますことをご理解下さい。それとは反対に、大型建物の場合等、住宅と比較して面積が広く、作業効率がよい場合には単価が下がる場合があります。

STEP1 仮設工事

★仮設足場

塗装工事の施工をする上で、安全作業と施工品質を確保するため必要な足場を指します。施工業者によっては、延べ床面積や建坪などを基準に算出するところもありますが、当社では実際に施工する面積で算出いたします。 なお、屋根の勾配が大きく、安全面と施工の品質を確保することから、追加で足場が不可欠と判断した場合、屋根の足場費用を別途計上させて頂きます。

★養生メッシュシート

通常は、塗装の工事を行う場合、高圧洗浄で発生する水しぶきや、吹き付けではなくても風に乗って細かい塗料が飛散する危険性があるため、足場を外側から全体的にメッシュのシートで覆い、塗料の飛散を防止します。基本的には仮設足場と同じ数量となります。

★小運搬や狭小作業割増

資材を運ぶトラックなどが施工する建物の前に停車することが出来ない場合や、隣との間が非常に狭く、明らかに作業の効率が悪くなると判断される場合は、別途費用がかかります。建物の階層が高ければ高さに応じて単価は上がっていきます。

仮設工事基本単価表

STEP2 外壁下地処理

★下地処理

外壁にクラックが見られる場合、クラックの種類(構造クラックもしくはヘアークラック)によって最適なクラック処理が必要になります。これは基本単価を設定することが難しいので、人工の表示となります。1人工とは1人の職人が1日(8時間)の作業に携わった際の人件費と材料費と現場経費の費用を計算し、半日で終わるなら0.5人工、2日間かかるなら2人工と計算させて頂きます。

外壁下地処理 基本単価表

STEP3 シーリング工事

★シーリングの増打

外壁がサイデイングやALCパネルの場合は、一番重要な下地処理がシーリング処理です。
ALCパネルの場合は、目地の部分が凹の形状なので、必ず打ち替えを行うという作業は必要はありません。既存シーリングの上から増し打ちをして、そこから10年以上を保った方が、コストパフォーマンスのバランスがとれる場合もあります。

★シーリングの打ち替え

サイデイングの場合は、目地部分はALCのように凹状ではないので、増し打ち作業を行ったとしても、シーリングが効果を発揮するための「厚み」を確保することが不可能です。そのため、耐久性の確保をするには、打ち替えを行うことが最適といえます。

シーリング工事 基本単価表

STEP4 外壁塗装

★下塗り(通常は1回)

シーラーと微弾性フィラーとエポキシの下塗り材などがあり、素材と上塗り材を密着させる機能があるため、下地の劣化具合によって下塗り材を選定します。普通はウールローラーというもので塗装をしますが、クラックが多い場合はクラックを処理した後、補修の跡が目立たないように砂骨ローラーで肌合せします。砂骨ローラーでの塗布量は、ウールローラーの2~3倍の塗布料となります。劣化している状況によっては、浸透型シーラーで下地を固め、フィラーで素材の粗を滑らかにするため、下塗りを2回行う必要がある場合もあります。

★上塗り (普通は2回〜3回目にクリアー塗装を行うことで低汚染性を向上可能)

素材を守り、美しい外観を保つ機能を持たせる工程です。大体の場合、同じ材料を2度塗ることで最適な膜厚を確保しますが、最後に透明のクリアー材を塗布することで低汚染性を格段に向上させる機能を持たせることが可能になります。高い耐久性のフッ素や、付加価値の高い光触媒などの塗料ほど材料のコストが高いので、それに比例して単価が高くなります。塗料を選ぶことに関しては、費用と耐久性の2つを前提にして選定することが重要です。

モルタル・サイディング・ALCの外壁塗装仕様 基本単価表

STEP5 屋根下地処理

★高圧洗浄

外壁塗装と同じく、下地処理の一番基本的な作業です。古い塗膜が劣化し剥がれが生じている場合はトルネード洗浄を行います。

★ケレン

スレート屋根ではなく、主に鋼鈑屋根の下地処理として行われる作業で、サンドペーパー等の手工具とサンダーなどの電動工具によって錆を取り除き、鋼鈑を目粗して、塗料と屋根の密着力を強化していく工程です。錆の度合いによって作業時間のかかり方が違うため、それによって費用も変わっていきます。

屋根下地処理 基本単価表

STEP6 屋根塗装

★下塗り

スレート屋根のであれば浸透プライマー、鋼鈑屋根のであれば錆止め塗料を塗布します。スレート屋根の場合は、風化が進みプライマーの浸透が激しい場合には、2〜3回塗布する2回塗布することが必要になる場合があります。

★上塗り

屋根の素材を守る作業で、同じ塗料を2回塗ります。高耐久で遮熱機能を持つ塗料ほど材料費が高いため、単価も高くなります。

★縁切り

屋根塗装に欠かす事の出来ない作業です。瓦の重なり部分が塗料で密着すると、雨水が毛細管現象により吸い込まれて排水されにくくなり、これによって雨漏りや下地合板の腐食が起こります。これを回避させるための工程です。

屋根塗装 基本単価表

STEP7 その他外装塗装工事

屋根の塗装や外壁の塗装以外の付帯塗装です。
下記表の、破風、軒裏、雨樋、庇屋根等がありますが、鉄骨階段や手摺がある場合には、項目を追加しお見積させて頂きます。なお、鉄骨階段や手摺は、個々の建物によって形が異なる場合が多く、また、鉄部は劣化状況によっては下地の処理が大きく違ってくるので、基本単価を設定することは難しいのです。

その他外装塗装工事 基本単価表

STEP8 諸経費

★産業廃棄物処分

廃材の処分や、シーリングの撤去が行われた場合、廃棄物処分費のお見積をさせて頂きます。

★養生費

施工する上で、塗装しない部分をマスキングやビニール養生する費用です。
通常は、外壁塗装面積分の数量に基本単価を掛けてお見積させて頂きます。

★安全管理費

上記の施工に伴う現場での経費(運搬費・駐車代・現場管理費)や施工品質を維持するための一般管理費(事務所管理費)を指します。
会社の近隣で有料駐車場の費用などが発生しなければ安く、遠方でさらに工事車両の駐車費や現場管理者の常駐の必要性がある条件ほど、割合は高くなります。
当社ではだいたい上記施工費の5%~10%を諸経費としてお見積させて頂いております。

下の表は一般的な相場です。実際の工事費用は施工現場を確認して算出しますので、異なる場合がございます。同じ防水素材でも、各メーカーによって価格が異なります。また既存の防水の状態や面積・保証期間などによっても価格は変動します。

雨漏りしている建物に最も有効な工法です。5ミリに及ぶ分厚い防水層を作ってくれるため耐久年数も長めです。お薦めは、フッ素入りのトップコートです。10年間は、メンテンナンスフリーのためオススメです。

既存の防水層がどんな種類でも被せて施工できる上、工後のメンテナンスが基本必要ないため、維持費も節約することができます。耐久性が他の材質と比べても抜群に良いのも特徴です。ハウスメーカーの建物や、ソーラーパネル設置前の防水などにお薦めの工法です。

密着メッシュ工法とは、均一になりにくいウレタン防水の間にガラスクロスのメッシュシートを用いて補強することで均一な施工を行うことが可能です。 ガラスクロスのシートを挟むことで防水強度も上がります。また比較的単価も安いですが、10年保証も出る工法です。 雨漏りはしていないけども、しっかりとした防水工事をしてもらいたいという方には、お薦めの工法です。

費用を重視されるなら、ウレタン密着工法がオススメです。しかし、下地に含まれている水分がある場合などは、防水層にひび割れが発生したり、膨れが発生する場合があるので、雨漏りしやすくなります。

ガラス繊維(プラスチック)の樹脂を含んだ軽量で強度の強い防水工法です。木造の建物と相性が良いと言われています。よく人が歩行するベランダや浴室にはお薦めです。

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