技術より、塗料や資材などで他社との違いや優位性を出そうと、格安メーカーの塗料を、新開発の優れた物が発売されたような話し方をします。すべての塗料が駄目とは言いませんが、半分以上の塗料が数年で無くなるのが現状です。

自社の売りを出すため、手間のかかる作業工程がお得な値段で出来るという業者も多く存在します。 外壁に「4度、5度塗の施工をします」と言っている業者も多く（実際、色が透ける場合は何度も増し塗りすることがあります）、増し塗りで耐久力を上げる施工会社より、ワンランク上の塗料でしっかりと下塗り、中塗り、上塗りの合計3度塗りを丁寧にし、規定量で厚みのある塗料塗布の方が絶対的に大切で、耐久力を増すことが出来ます。 増えた工程分の人件費を考えると、ワンランク上の塗料を使用することの方が遙かにコストは安いのに、手間をかけすぎた工程を打ち出す理由は、非常に誤魔化しやすく塗装工程が増やせますので、それによるお得感をお客様に感じていただくということは明白です。

シーリングは家を守るために最も重要な行程の1つだと言えます。 弊社では基本、シーリングは重要な行程ですので「打ち替え」をお客様にご提案しています。では、なぜ安く出来るという施工会社は、いったいどこがいけないのでしょうか？これは、「打ち替え」と「増し打ち」という行程の違いに落とし穴があります。 「増し打ち」とは現在のシーリングの上から追加してそのままシーリングを打つということです。「打ち替え」とは現在のシーリングを全部撤去してから、新しく打ち替えるということです。「増し」と「替え」では大きく違ってきます。増し打ちするから安く出来るということです。